息子が通う療育園には発達相談員の先生が常駐していて、年2回発達検査と指導が受けられます。
母不在の状態で、ビデオカメラで日常の様子を観察して、またそれとは別に別室で発達検査をします。
先日、その時の映像を見せていただいてびっくりしました。
・保育士さんがそばを離れると声を出して呼ぶ。小さな声からどんどん大きな声に変化し、声色にもバリエーションをつける
・もう飲みたくない!の意思表示がはっきりしている
・Ngチューブで水分を注入している時に、シリンジを見て、じっくり観察している
・お名前呼びで、自分の名前と他のお友達の名前を区別している
・息子のことを構ってくれる年長さんの女の子の動きをよく見て、観察している
・鏡で見る自分への反応が大きい
全体を通して言えることは、息子は自分に何かをしてくれる人を見て、その動作を観察する様子が多く見られるようです。
今はおそらく、それを自分の行動に結びつけようとしている段階。
そして、“自分でやった”感を感じたいと言う気持ちも育ってきていて、何かをする時に2つのうちから1つを選んでもらうとか、服を着る時に体を動かすなど手伝うそぶりがあれば、制限せずにやらせてみることが大切。
こういったことも本人が楽しめるようになってきているから、時間がある時にじっくり向き合ってみてください、と。
また、おもちゃで遊ぶことに関しては、何かを見る、聞くという単純な遊びから一歩進歩して、”◯◯したら◯◯になる”というような因果関係のある遊びに興味を持っているそうです。
例えば、叩くとボールが穴から落ちるとか、木枠の坂道に玉を転がすと音が鳴るとか。
仕組みのあるおもちゃが今はおもしろくて、ただ眺めるだけのおもちゃは興味がなくなってきている段階。
なるほど、だいぶ前から鳴って動いてそれを眺めるだけのメリーには、あまり興味がなくなっていました。
結果、発達の段階的には1歳前半くらい。
1歳半にも手が届きそうなところにきているということでした。
ちょうど受傷した当初くらいの感じかな?
1年半前の入園直前の頃は、判定が難しいが発達段階は3~4ヶ月くらいと言われていました。
だから、うれしい。
できないことよりできることに注目してみれば、こんなことができるようになってたんだ!とほんの小さなことで感動します。
少しずつだけど一歩一歩着実に、成長しているんですね。
何よりうれしかったのは、息子が先生の問いかけにちゃんと反応しているのがわかったこと。
当事者として向き合うとなかなかわかりにくくても、第三者的な目線で見るとわかりやすい。
そして、先生が一つ一つの動きや声を解説してくださったので、もちろん母の目からしたら「それはちょっと違うかな」と思うところもありましたが、”なるほどそういうことだったのかー!”という新たな発見が多々ありました。
わたしが思っていた以上に、息子は感情表現ができるようになっていました。
何となく見方がわかるようになってくると、どんどん息子の”言葉”が見えてくる不思議。
いつの間に、意思のある声や表情をたくさん出すようになっていたんだろう。
子どもってすごいな、親の気づかない間にこんなに成長しているなんて。
発達相談のおかげで、息子のこれまで気づいていなかった意思表示に気づけるようになり、声のかけ方も変化しました。
質問を重ねながらどんどんその答えが知りたくなって…と、まるで”息子とおしゃべりしている”感覚で、なんだか毎日が楽しいです。

いや~こんな日が来るなんて。
感慨深いです。
以前はわたしがどんなに話しかけても触っても、無表情をピクリとも崩さなかった息子と対峙するのが辛かった時期がありました。
めげずに毎日笑顔で息子と向き合う、なんてできない日も当然ありました。
あの頃の自分に声をかけてあげたい。
目を見開いて耳を澄ませて、息子の全身をジーッと観察して、わずかな動きに一喜一憂していた時間は無駄じゃない。
いつか息子なりの表現を理解できる日がくる。
そして、息子も少しずつ成長を重ねて、やがて周りの人たちがわかるくらいの変化を見せてくれるようになるから。
目の前の霧は少しずつ晴れていくよ、と。