受傷から343日: 幹細胞治療の効果

幹細胞治療を終えて1ヶ月が経とうとしているので、その効果について少しまとめたいと思います

 

・顔の近さが15センチほどの距離だと、目を合わせる?ことができるようになった

・左右の目が離れている時間帯が少なくなり、受傷前の息子の顔に戻ってきた(焦点が合う時間が増えた?)

・肌に当たるお湯の感覚が嫌いで毎回入浴時に緊張して叫んでいたが、敏感さがとれてお風呂が気持ちよく入れるようになった

・声色のパターンが増えて、より豊かに感情表現するようになった

・何かを触りたい時、人を呼びたい時は左手をグッと伸ばす

・顔を近づけると、グッと伸ばした左手で顔を触ってくることもある

・寝返りまではいかないが、横になっている時の動きのバリエーションが増えた

うれしい時や楽しい時に、ふわっと笑う!

・あやすとニッと笑うことも

 

今の表現の豊かさは以前ABMのレッスンで悔し泣きをした息子に感動したことが嘘のようです。

本当に主張が激しくなりましたが、動きたくても動けない場面が増えてきて、かわいそうになってしまうことも。

でも、感じられるってそれだけで尊いことなので、この感覚を大切にしてあげようと思います。

そして、周りにある物、人への興味が全くない中で、ようやくその存在に気付いた感じも大きいです。

 

個人的な印象としてはHBOTは体の機能面が、幹細胞治療は認知面が成長した気がします。

もちろん相乗効果もあると思いますが。

何よりも、今回の幹細胞治療は効いた‼️という確信があります。

全ての治療やリハビリに疑い深い夫が、これは効いたね、今後幹細胞治療を最優先にしよう!と断言したほど。

高い治療費を払ってきているので、結果が見えるのはうれしいはもちろん、正直ホッとしています。

そして、将来の希望が見えた気がします。

今回のHOSTでの治療、日本からの患者は私たちが初めてだったそうです。

海外での治療は費用対効果や安全性など確かに躊躇しますが、ぜひトライしてみてほしいと心から思います。

幹細胞治療のはなし番外編: モンテレイ観光

モンテレイで治療を受ける際、最初の3日間は注射だけですし、観光などをする時間はかなりあります。

ただし、幹細胞治療の際は風邪は禁物なので、ウィルスいっぱいの外界に出かけるかどうかは悩みどころ。

息子はかなり丈夫な体質なので、退屈させるよりはと思って出かけました。

そして、5月は外に出るにはとてもいい季節!

 

サンタルシア遊歩道

広大な公園の中にクルーズのできる運河や小さな遊園地、プレイヤードがあり、モンテレイの人たちの憩いの場になっています。

緑が多くて散歩するだけでも気持ちいい。

モンテレイは鉱山で発展した街で、古い製鉄所が当時の様子を知れる博物館として残っています。

解説は全てスペイン語なのでサッと見るだけでしたが、工場の上まで上がれるリフトがあり、モンテレイの街を一望できました。

山も目の前で、とてもいい写真スポットです。

モンテレイは色々な面白い形の山に囲まれた街ですが、この山がシンボルらしく、”馬の鞍”山とスペイン語で言うそうです。

 

マクロプラザ周辺

マクロプラザはダウンタウンのほぼ真ん中にあり、周辺を寄り道しながら歩くと楽しいです。

feelgrowという素敵なレストランで早めのお昼ご飯を食べて、古い町並みを歩き、マクロプラザへ。

北に少し歩くと、西側に地元の人で賑わうエリアがあったので、お店を覗きながら歩く。

ぐるっと回ってマクロプラザに戻り、彫刻や噴水を見ながらそのまま北上し、評判の良さそうなコーヒー屋さんへ。

ここに行くには大きな道からは少し外れるので、ベビーカーは道がガタガタ。

でも、息子のご飯を食べさせながら、飲み物も美味しくいただき、くつろげました。

おすすめ。

BLACK CAFE

 

そのコーヒー屋さんから5分の歴史博物館へ。

ここもスペイン語の表記だけでしたが、比較的中南米の歴史については知っていることが多く、展示も面白くて回るだけでかなり楽しめました。

途中で英語で解説する博物館のスタッフも見かけたので、頼めば英語のツアーのようなものをやってくれるのかもしれません。

ちなみに訪れた火曜日はたまたま入館料無料の日でした。

ラッキー。

 

博物館を十分楽しんだ後、レプリカ(!!)のシスティーナ礼拝堂へ。

ここも無料なので入ってみたのですが、予想外にクオリティにびっくり。

礼拝堂に入る前にスペイン語でのガイドビデオ、誰によって、どのようにして作られのかよくできた再現ビデオが流れました。

そして中に入ると…大きさは原寸大なので圧巻です。

大きなテントの内側に絵の描いてある幕が貼ってあるだけなのですが、大きいので全然気になりません。

もちろん本物とは全くの別物ですが、それぞれの絵を解説付きでスポットライトで浮き立たせたり(スペイン語ですが…)、魅せ方がとても上手く感心しました。

ただの幕のレプリカですが、とてもいい出来なので、システィーナ礼拝堂のことを少し勉強してからいくと、より楽しめると思います。

 

帰りはUberで帰宅。

時間が合えば、ドライバーさんが迎えに来てくれます。

 

Fashion Drive

モンテレイで一番大きな近代的なモール。

フードコートが(多分)3ヶ所あります。

お店を見て買い物したりのんびりするだけでしたが、4時間ほどここで過ごしました。

日本未上陸のスペインのプチプラブランドがいくつもあるので、そこで子供服を購入。

とてもかわいくて安いので、ぜひチェックしてみてください。

↑ 戦利品のポロシャツとグリーンのパンツ。爽やかでモチーフがかわいくて素敵なんですけど、ちゃんと写った写真がない💦 あ、モンテレイはメジャーリーグのチームがあります。

幹細胞治療のはなし番外編: 宿泊場所と生活環境

今回お世話になったHOSTという会社は、宿泊場所や移動の車なども全て料金に込み込み。

ありがたい。

 

空港では、到着出口で名前の書かれたボードを持ったスタッフが待っていました。

スタッフのラウルはとても気の良いお兄ちゃんで、英語も話せます。

基本的に彼がドライバー兼要望を聞いたり、色々と面倒を見てくれます。

大きなバンでアパートメントまで向かう途中に大きなスーパーマーケットに寄ってくれて、食料品の買い出し。

モンテレイはメキシコの中でも物価が高く、スーパーで買う生鮮食品や日用品の値段はそこまで安くありません。

オーガニック食品もそこそこあります。

3000ペソ(約15,000円)の買い物カードを渡されますが、ほぼ使い切りました💦

今回10日間の滞在でしたが、1週間の滞在であれば3000ペソあれば十分。

スーパーマーケットからアパートメントまでは徒歩で10分ほど、大きな道を隔てた向こう側でスロープで渡れる歩道橋を渡るだけなので、追加の買い物があっても困らないと思います。

さらに近くにはセブンイレブンも。

 

アパートメントはゲートもありセキュリティが24時間滞在していて、安心感がありましたし、周辺は普通にお散歩できるほど、安全な場所です。

肝心の部屋はというと、ペントハウスでとても眺めが良く、ベッドルーム2つ、バスルームも2つあり、家族全員で来ても大丈夫なほど余裕があります。

マスターベッドルームはキングサイズベッドだったので親子川の字で寝ました。

必要な家族にはプレイパンやベビーコットも用意できるそうです。

入浴用の椅子なども、何種類もありました。

キッチンには調理器具等も揃っています。

ただ調味料や洗剤、ペーパータオルは置いていないので、用意する必要あり。

その他、ドライヤーやアイロン、洗濯機など、とにかくなんでもあります。

平日は毎日クリーニングが入りベッドメイキングもしてくれますし、とにかく気持ちよく過ごせる!

 

また、現地で使えるiPhoneと充電器を支給されて、ドライバーや世話役のスタッフ、先生たちともWhatsappや電話で気軽に直接電話を取れるようになっています。

術後の症状によっては不安になることも多いと思うので、これはすごく助かるシステム。

 

送り迎えのバンは他の家族とうまく調整できれば、観光地や買い物もOK。

深夜や早朝のフライトももちろん対応してくれますし、至れり尽くせり。

 

とにかくスタッフのホスピタリティが最高で、メキシコという国の印象が変わるほど。

ここならまた戻ってきたい、と思わせる環境づくりがされていました。

幹細胞治療のはなし⑥: 治療レポ おまけ

術後48時間は絶対安静とのことだったので、金曜日から土曜日の夕方まではゆっくり寝て過ごしました。

そして、すっかり息子の体調も戻ったので、友人に迎えに来てもらい車で30分ほどの友人宅へ。

24時間管理のガッチリセキュリティのゲートの中に、数十世帯が集まる素敵な住宅地で、中には遊具が揃う公園まで!

2011年頃に麻薬カルテルの抗争でモンテレイの治安が悪化した時期に、こういったゲートのついた集合住宅地がたくさんできたそうです。

 

肉の町モンテレイらしく、肉厚のステーキ肉をタコスにして、よだれが出るほど美味しい手作りのサルサでいただきます。

美味しいご飯と思い出話で、夜まで語り尽くして、心から楽しい時間を過ごしました。

時が経ってもこうして家族ぐるみで付き合えるって最高。

そして、今回のメキシコ旅は友人たちの協力がなければ、絶対に実現しませんでした。

到着してからも、あれやこれや助けてもらって、本当に感謝しかありません。

↑ お散歩中に買ったモンテレイTシャツとメキシコ伝統のシャツで伺いましたよ。

 

帰る頃には息子はぐっすり。

メキシカンはこういった家族や友人が集まるBBQをほぼ毎週末しているそうです。

羨ましい!

日曜日も少しだけお出かけして、モンテレイ滞在の10日間はあっという間に終わりました。

 

もし、最短期間で来たいと思ったら、日曜日着で金曜日のフォローアップ後にモンテレイ発の滞在日数6日間でも可能です。

ただ、術後の体調を考えると念のために、日曜日あたりまではモンテレイにいた方がいいのではないかと思います。

先生方ともWhatsappで繋がっていますし、何かあったら夜中でも対応できるよう手厚くサポートしてくれるので(スタッフの1人はアパートメント内に住んでいます)、飛行機に乗って何のサポートも受けられなくなってしまうより安心です。

追加の宿泊料金もかかりません。

私たちは結局9泊させてもらい、月曜の朝に出発。

アパートメントを出発するのが朝の5時でしたが、スタッフが5分前に迎えに来てくれました。

飛行機の到着や出発が何時でも対応してくれるそうです。

以上、モンテレイでの幹細胞治療レポでした。

幹細胞治療のはなし⑤: 治療レポ Day4-6

Day 4

いよいよ本番の日。

朝7時半に病院へ。

(施術場所: Hospital Universitario Dr. José Eleuterio Gonzalez)

すぐにベッドが置いてある待機室に通されて、それぞれの家族で待つことになります。

酸素の機械の根本がテープで止めてあり、指で軽く触れるとシューと酸素が漏れる音が💦

看護師に伝えると何事もなかったかのようにテープをしっかり止め直していました。

病院の施設や清潔さは、やはり想像の通り、日本には遠く及びません。

しばらくして手術室に呼ばれるのですが、息子は特に着替えをするわけでもなく、なんとそのままの格好!

 

↓ ここからは当日のメモ参照。

Stem Cell Therapy day 4

朝起きてからご飯も水分も摂らずに、朝7:30に病院へ。麻酔と手術に関するサインをした後に、手術室に入るために靴カバー、頭髪カバー、マスクをつける。息子は着替えなど特に何もなし。手術ではないと言っていたけれど、衛生的に大丈夫なのか、少し不安。

待機室から手術室に移動。手術台に乗せられて麻酔マスクをして眠らせる。受傷後の手術のことを思い出し、胸が痛くなる。Dr.Consueloがとても簡単な施術だから心配いらないよと声をかけてくれる。心配で涙が出てくる。緊張。

30分ほどで戻ってくる。取り出した骨髄を見せてもらったが、想像以上に多かった。顔が麻酔をかけた時の顔で寝ている時とは違う。昏睡状態だった息子のことを思い出して、やっぱり少し胸が痛む。酸素マスクと水分補給のための点滴をしている。サチュレーション問題なし。麻酔から覚めるのを待つ。

1時間ちょっとで麻酔から覚める。特に機嫌が悪くもなく、いつも通り。おしゃぶりチュパチュパ、お腹すいたかな?

1度目の施術が終わって2時間ちょっとで2度目に呼ばれる。手術室に移動してもう一度麻酔をかける。しばし待機。

40分ほどで手術室から戻ってきて、1時間ほどで目覚める。水分が摂れるか確認するため、持参したゼリーを食べさせると、余程お腹が空いていたのか、一口食べる毎に左手を伸ばす&不満げに声を上げて催促。初めて見る姿に感動。

今後予想される症状と、薬の説明を受けて13時半に帰宅。術後48時間は、吐き気と頭痛、発熱、くらくらするなどの症状が出るとのこと。吐き気を増さないために、ご飯を少しずつ食べさせる。パウチのベビーフード1/3と、水ゼリー200mlほどを食べる。

薬の時間まで、ソファでごろごろ。脊椎に入れたStem Cellを脳に行き渡らせるため、できるだけ寝かせて過ごす。特に体調に変化なし。

16時に薬を飲ませる。37度の微熱。甘いシロップが嫌なのか、少しえづく。17時半から2時間ほどかけて、パウチのベビーフード残りとおじやを少々、水ゼリー200mlほど食べる。いつもより少し食べるのを嫌がった。

20時、歯を磨いて寝かせるが、体調が悪いのかうーあーと不満声が上がる。少し体が熱い。ベッドに横になってからも、少しえづきながらなかなか寝付けない。21時頃ようやく就寝。

何度か覚醒しながらも24時あたりまで寝る。24時半に2度目の薬の時間。水ゼリー100mlも食べる。その後はなかなか寝付けない様子。

 

…この日は結局寝たり起きたりを繰り返しながら朝を迎え、あまり気分が良くなさそうで、やはり術後辛かっただろうなと思います。

 

Day 5

10時過ぎにフォローアップにドクターがアパートメントを訪問してくれました。

施術跡は化膿などもなく、きれいで問題なし。(その後、骨髄を採った腰の両側の注射あとは青く皮下出血を起こしていましたが、いつの間にかきれいになくなりました)

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夜寝られずに、ずっと気分が悪そうだったことを伝えると、おそらく頭痛が出ているだろうとのこと。

きっとメキシコを選ばないご家族の方は、こういった副作用も避けたい要因なのかなと思います。

 

Day 6

土曜日の夕方まではどこにも出かけずに、アパートメントでゆっくりと過ごしました。

ドクターに、術後5日間はできるだけ寝かせてくださいと言われていましたので、できる限り縦抱きをせず、横にしたままで。

脊椎に戻した白血球(幹細胞を含む)を見せてもらいましたが、粘度が少しあり脳に物理的に届けるためには、横になるのが有効だそう!

この日は普段より機嫌悪くはありましたが、それ以上悪化することなく、ゆっくりのんびり休めました。