セドナ観光の終わりは肝を冷やした話。
反省を込めて、書いておきます。
エアポートメサでサンセットを眺めた後、完全な日没を待たずに帰路につきました。
帰り道も夕焼けがとてもきれい。
セドナからフェニックスまでのハイウェイは、高低差もあり、カーブも多く、何せ街灯がないので、慎重に走っていました。
周りの速度は120〜160キロ。
真っ暗闇の砂漠のハイウェイは、前の車のテールランプだけが浮き上がって、道路のラインも見えにくくて結構怖い。
それでも車内は楽しく歌いながら(息子は疲れてウトウトしながら)、ノリノリで帰り道の行程の8割を過ぎた頃、後部座席のカーシートからか細い泣き声が…
どうしたのーと声をかけましたが、泣き声がどんどん大きくなる。
助手席から息子の様子を確認していた夫が、「鼻と口から吐いてるよ!」と慌てた様子。
まず、余程痛くないと息子は泣きません(泣けません)。
具合が悪い程度では、うーうー文句を言うだけ。
そして、ここ最近はご飯を吐き戻すことは皆無でした。
胃腸はとても丈夫。
つまり、この時点で緊急事態なわけです。
そのうち、鼻や口に吐いたものが詰まって、息苦しそうに激しく咳き込んだり、のどがヒューヒューなっていたり、聞いたことのないほど切羽詰まった泣き声で、窒息してしまうんじゃないかと心臓が縮こまりました。
助手席の夫が後部座席に身を乗り出し、姿勢を直したり、口に手を突っ込んで吐いたものを出そうとしてくれましたが、泣き声は酷くなるばかり。
最寄りの出口から出て、安全なところで一時停止するまで、3〜4分程度しか経っていなかったと思いますが、ものすごく長い時間に感じました。
カーシートから下ろし、Ngチューブを引き抜き、前屈みに抱えて背中を叩いて吐き出させますが、誤嚥したのか変な咳込みが止まらない。
激しい嗚咽でウエウエしていて、顔も真っ白。
息子が怪我したときのことが一気にフラッシュバックして、足がガクガク、震えが止まりませんでした。
あの時と違って息子の意識ははっきりしていましたし、本当に幸運なことに、喉が強い息子は、自分で咳をして吐き出すことはできていました。
涙と鼻水をダラダラ流しながらも何とか落ち着いてきて、ふと周りを見渡すと、街頭ひとつない真っ暗闇。
車もほとんど通らず、自分たちがどこにいるのかわからないような砂漠の真ん中でした。
馴染みのない土地で、しかも海外での体調急変は、本当に怖い。
しばらく経っても嗚咽は止まらず、顔色も戻らない息子。
眠そうにうとうとしては泣いていて、車酔いなのか、悪いものでも食べたのか判別つかず。
一旦落ち着いたところで、夫が抱きかかえて後部座席に座り、救急に向かいましたが、10分も走らせると顔色もすっかり戻り、すやすやと眠り始めたので、総合的に判断してとりあえず宿で休ませることに。
頭が真っ白になりながらも、とにかく揺れを最小限にと思って運転しましたが、帰り道はあまり覚えていないです…
結局、その後ケロっと回復して、ご飯も食べてぐっすり寝ていたので、おそらく息子は初めての車酔いを経験したようです。
スムーズな体重移動が難しい体で、アップダウンやカーブで、ベルトが身体に食い込んだのもあるでしょう。
息子が自分で回復できたから良かったものの、例えば飲み込みや咳をする力が弱い子だったらどうなっていたか…
せめて途中で一度休憩を入れて、様子を見るべきでした。
どんなに健康な子でも、体調を見ながら遠出するべきなのに、確かに息子は脳障害はありますが、その他がとにかく丈夫なので、時々無理させすぎているのではとふと思うことがあります。
心から反省しました。
車酔いするようになったんですね、本当にどんどん子どもは大きくなりますね。
※ 過去の記事(5〜11月)の記事を順次公開しています
Movement Lesson#1: フェニックスのマクドナルドハウスのはなし
Movement Lesson#1: レッスンについて
幹細胞治療のはなし①
幹細胞治療のはなし②: 施術方法の選択
幹細胞治療のはなし③: メキシコを選んだ最大の理由
幹細胞治療のはなし④: 治療レポ Day1-3
幹細胞治療のはなし⑤: 治療レポ Day4-6
幹細胞治療のはなし⑥: 治療レポ おまけ
幹細胞治療のはなし番外編: 宿泊場所と生活環境
幹細胞治療のはなし番外編: モンテレイ観光
ABMの集中レッスン#2
受傷から343日: 幹細胞治療の効果
帰国から354日: 療育に通い始めました
受傷から365日
ものもらい・その後と、まさかの結膜炎
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