スパイダー

↑ コーナーに体を預けるボクサーではありません。笑

 

息子の通うリハビリ施設は、先日のマシンをはじめ、面白い設備がたくさんあります。

特徴的なのが、このスパイダー。

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四方から強力なゴムで引っ張りながら腰を吊るし、重力を軽減しながら、リハビリを行う器具。

常設しているので、毎回訓練に取り入れてくれます。

 

息子は、今はとにかく立位が好きで、抱っこで抱えたまま立たせると、声を上げて喜びます。

だからこのスパイダーも、”これはどういう状況だろう”と彼なりに真剣に考えながら、まんざらでもなさそうです。

元々歩いていたからなのか、尖足はありません。(右足裏は少し敏感ですが)

ただ、足の親指は直さないとグッと曲がったまま力が入ってしまうし、右側の麻痺により足が引き気味になってバランスが取りづらい。

手しゃぶりによって体が前傾になっても、体を戻そうという感じはまだあまり見られません。

間違いなく良い器具なのですが、まだまだ立つときに肩に力が入ってしまい、スパイダーの良さを発揮できていない気がする。

スパイダーは、自分の体重が足にかかる感覚を経験できることと、四方からの引っ張りによって体の真ん中を意識しやすいことが、利点としてあげられます。

そして、何より重力による体の重さを、ロープが筋肉の代わりになって助けてくれるので、使いこなすことができれば、 “自分の体を使う”感覚が養われるはず。

 

ABMでは、うつぶせや座位や立位などができない場合、踏むべきマイルストーンを飛ばしてその姿勢をとらせてはいけないという理論です。

理由も納得できます。

でも、普通の2歳だったら立って生活することが正常なはずなので、体の機能的にも重力が必要な部分や、短時間であれば有効に働くこともあるのではと。

どっちを取るか論はありますが…

立つのがとにかく好きな息子なので、適度な立位は良い刺激になるだろうし、”楽しい”という感情はなにより大切だと思って、やらせています。

でも、ごく短時間で。

息子には有効そうなこのスパイダー、これからも続けていきたいと思います。

おもちゃで遊んだ!

週1回のPTのリハビリでは、PTの範囲にとどまらず、息子の好きなものをたくさん探してくれます。

今日はポンパという椅子に座れたので、せっかくだから手で遊べるか試してみようと、おもちゃを目の前に差し出してみました。

すると!

なんと!

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左手でおもちゃを触ろうとしてる!

まぐれかと思ったら、ちゃんとおもちゃを見て、左手の動きをコントロールしようとしています。

手を広げているのは、興味津々で探っている証拠。

 

これは回転するおもちゃで、各面に模様紙が貼ってあります。

中にはカラカラとなる仕掛けも。

キラキラ好きな息子は、触って動かすと面がよりキラキラするし、新しい柄に変わっていくことがわかったのか、何度も手を振り上げてカラカラとおもちゃを回していました。

そして、その後はバックハンドも。

本当に楽しそうにおもちゃを回して遊んでいました。

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こんなにはっきりと”遊んでいる”とわかる遊びは初めてです!

感動。

以前は周りのことなんか全然興味なかったのに…本当にすごいなぁ。

幹細胞治療のあと、認知能力がぐんと伸びている気がしますが、なんとおもちゃで遊べるようになったとは…!

これ、施設の手作りおもちゃのようですが、よくできていて欲しくなっちゃいました。

自分で作れるかな。

初めてのお絵描き

7月から週2回通う予定だった療育ですが、月初に息子が結膜炎にかかってしまい、2週間ほどお休みしました。

ようやく少しずつ新しい日常に慣れ始めてきたところです。

 

療育の現場って全然知らなかったのですが、保育士さんたちの数が驚くほど多くて、皆さん全力で遊んでくれて、息子のようなまだ自分で遊ぶのができない子にはとてもいい環境なのではないかなと思います。

家ではできない遊びをたくさん取り入れてくれるので、息子も最初は何をしているんだろうとじっと観察して、一所懸命考えているのがよく分かります。

とてもいい刺激になっているようです。

そして…

息子が初めて絵の具使びました。

受傷前はまだまだ赤ちゃんだったので、これが初めてのお絵描き?です。

感動。

最初は癖で左手のゲンコツを口に入れておしゃぶりするから絵の具を食べてしまわないか心配でした。

左手を抑えながら、手のひらに絵の具をつけたり、紙に絵の具を出してそれに触らせたり、そんなことをしているうちに、夢中になって絵の具をペタペタと伸ばしていました。

それこそ、手しゃぶりもすっかり忘れるほど夢中。

わたしは手の届きやすいところで紙を持って、少しずつ紙を回していただけです。

感触なのか色なのか、どうやら黄色が気に入った様子。

まだ色の塗られていない場所を探るような仕草すら見せてくれました。

だから、ただ絵の具でベタベタしただけですが、息子の初めてのお絵かきです。

 

他にも遊具を使った大きな遊びや、水遊びなど、家でできないことをたくさん体験できそうです。

母子通園なので少し大変ですが、息子と一緒に楽しみたいと思います。

JKAのレッスンが楽しい!

去年、カナリハ入院中からお世話になっているJKA(ジェレミー・クラウス・アプローチ)のレッスンが、最近とても楽しいです。

▶︎受傷から211: 今後のリハビリ方針について

今は幹細胞治療の効果か、認知の面での成長がすごいので、とにかく先生が関西にいらっしゃる間は、毎日通うようにしています。

先生は東京と京都を行ったり来たりされているので、なかなか定期的にというのは難しいですが、その分いらっしゃる時に集中して受けるようにしています。

実感として、数日は継続してレッスンした方が、やはり効果的なようです。

 

そして、何より息子先生のことが大好き。

レッスンを通して、息子と先生が会話しているかのような、通じ合っているような、そんな感じ

小児の場合はなるべく回数来てほしいからと、低料金でレッスンをしてくださる、その志も素敵です。

 

息子は息子で、レッスン中の集中力や、最後まで諦めずに頑張る姿勢は、我が子ながら本当にすごいなと思います。

レッスン中機嫌が悪くて何もできないとか、泣いて諦めてしまうとか、途中で飽きてしまうとか、全くありません。

最後まで全力で頑張ります。

アスリートっぽいというか、かなりストイックな性格です。

ぐうたらなママでなくて、パパに似て良かったなぁ

 

受傷後23ヶ月、まだ意識もはっきりしてなかった頃、息子は自分の体が動かないことに全力で戸惑っていた感じがありました。

親の目線だからかもしれませんが、動けない焦燥感と憤りで、混乱している感じ。

見ていてとても痛々しかったのですが、ある時からなんとなく少し諦めのようなものを感じて自らの意思ではほとんど動こうとしなくなりました。

リハビリやレッスンでは頑張っても、普段は動かない。

それが長く続いて、私たちもその状態に慣れてしまっていたような気がします。

でも、それが帰国後から少しずつ変わってきました。

認知が上がるにつれ、人に興味を持ち、絵本などにも興味を持ち始め、また体を動かしたいのようなものが出てきた気がします。

そしてJKAのレッスンでは、毎回成長の片鱗を必ず見せてくれています。

今まで目標にはしていたものの、全くイメージできなかった寝返りも「もしかして、本当にできるようになるかも?」という希望を持てるようになりましたし、背中が細かく使えるようになってきて、姿勢や動作やバランス感覚がだいぶ改善されました。

自分の体を把握する感覚が、もう一歩前に進んだ感じです。

 

今日はどんな姿を見せてくれるかなと、毎日レッスンが楽しみです!

ものもらい・その後と、まさかの結膜炎

メキシコの話でも書きましたが、息子は3月頃からものもらいにかかってしまい、なんと今現在まで治っていません。

両目上下ともやられてしまいました…

反省すべきは、早い段階で病院にかからなかったことと、処方された薬を症状が引いてきたらすぐに点眼をやめてしまったこと。

一度軽いものもらいになったことがあり、その時はすぐに治ったので油断していました。

そして、点眼は影響ないと言われていても、抗生物質の使用がせっかく移植した幹細胞の邪魔にならないかと少し気になっていたのです。

帰国後にかかった地元の眼科の先生に言われましたが、子どものものもらいは長引くそうです。

最初に見せた時は、これは完治まで年単位でかかるかもねとまで言われました。

 

さらにさらに、仕事で海外に行って、滞在先で結膜炎をもらってきた夫からウィルスが移ってしまい、目が開けられないくらいの腫れと大量の目やに、充血と熱に襲われました。

まさかのウィルス性結膜炎です。

タオルを分けたり気をつけていたつもりでしたが、アデノウィルスは相当強力。

はやり目、怖い。

一時はもう目が開けられなくなるんじゃないかと恐怖を覚えるほどでした。(写真も撮りましたが、膿と血と腫れがあまりにひどくてアップできない💦)

痛そうで、辛そうで、ご飯も食べられず水分も取れずで、胸が痛みました。

 

ものもらいと結膜炎、目のことについてはこの半年災難続きです。

息子が手を使う動作の中で、唯一的確にできるのが目をこするという行為なんですが、今はこれが仇となったなと。

他のことはほとんど何もできないのに、驚くほど器用に両目をこするんです。

将来のことを考えても、目を力いっぱいこするのは、角膜に良くないと思うんですが、なかなか止められません。

幼児のものもらい、甘く見ちゃいけませんね。

早くすっきり治りますように。