受傷から70日: 久しぶりのお洋服

今日から、お洋服を復活させました。

今まで、海の向こうでは入院着で、帰国後は全てパジャマで通していました。

こちらに来てから”入院着”というものがないことに気づいたんですが、息子の衣類は全て引越し荷物の中で、医療搬送時に着ていたパジャマと予備しか持っていなかったので、慌てて初日に夫にH&Mでパジャマを用意してもらったのです。

ただ、これが前あきボタンなのはいいけれど、全身ツナギになっていて、すぐに緊張して手足ピーンになっちゃう息子には着せにくいったらなく。

オムツ替えにもコツが必要。

買っちゃった以上はパジャマとして着せるけど、日中はもっと楽したい。

それに、だいぶ体もいろいろな動きに耐えられるようになってきたし、せっかく買ったかわいい洋服たちも夏が過ぎると着られなくなっちゃう…!

そんなわけで、慌てて今日からお洋服復活させました。

本人少し嫌がりましたが、Tシャツもそんなに難なく着られました。

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結果、昼夜で気分も変わるし、すごくいいです。

そして、かわいい。

半袖の季節はあと少しになってしまいましたが、ガンガン着せてあげようと思います。

明日は病棟で夏祭りをやるそうです。

友人にいただいたベビー甚平、かわいくていつ着せようか悩んでいるうちにケガをしてしまったのですが、やっと出番が来ました。

楽しみ!

受傷から69日②: まるで発育の過程を辿っているような

本日2度目の更新。

息子が、ついに!

自分の指を舐め始めました。

そして、おもちゃも。

 

息子の体は、ふにゃふにゃの新生児のようになったところから、少しずつ首のコントロールができるようになってきたところです。

そして、知覚に関しては、まず耳が反応して、目もぼやっとは見えているのか、追視のような動きもできるようになってきました。

さらに最近は、興味のあるおもちゃには明確に反応するように。

こんな様子を見ていると、息子はケガをして脳にダメージを受けたときに一度全てリセットされて、まるで発育の過程をもう一度やり直しているかのようです。

 

そして、今日はついに自分の指をなめなめ、おもちゃをカミカミし始めました。

何度も、何度も。

なんだか懐かしくて、うれしい。

赤ちゃんは口に様々なものを入れて認識する発育段階がありますが、息子は一から全て学び直しているのだと思います。

ゆっくりでいいよ。

もう一度がんばろうね。

受傷から69日: ミルクの回数が変わりました

↑ 看護師さんが書いてくれるテープの絵が毎回とてもかわいい

 

今日からミルクの回数が変わりました。

今まで海外で使っていた薬から日本の薬に切り替えたり、量の調整をしていたのですが、それがようやく終わって、今度は栄養を調整する番です。

今まで3時間に一度入れていたので、新生児並みにせわしなかったのですが、それを7時、12時、17時、23時の1日4回に。

レシピを見たら、ミルクだけでなくてテルミールという栄養剤も一緒に入っていました。

(ググったら濃厚流動食と出てきました。高カロリーかつ栄養補助をしてくれるみたいです)

すでに1歳4ヶ月になろうという息子にミルクだけでは足りないのではと心配していたので、栄養担当の方と話して調整いただけたようでホッと一安心。

今まで1回100mlだったのが、220mlになりました。

急に量が増えると胃もびっくりしてしまうので、30分かけてゆっくりと。

以前は夜中も3時間おきだったので、その度に起きてしまうし、昼間は間隔がなさすぎて、リハビリやお昼寝のパターンも作りにくかったのですが、これで少しは落ち着くかな。

受傷から68日: お天気お兄さんと腰スイッチ

今日からリハビリの場所が変わりました。

今までベッドの上やプレイルームで、その場にあるもので簡易的に椅子や机を作ってリハビリしていましたが、リハビリステーションまで移動して受けることになりました。

ここは広くて明るくて、先生たちも患者さんもたくさんいます。

息子にとっては、全く新しい環境なので怖がって緊張するかなと思っていたのですが、本人はこちらの心配などおかまいなく、あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ。

受傷前は新しい場所に行っても場所見知りも人見知りも全くせず、突進していってしまうので困りましたが、物怖じしない性格はそのままかな。

おかげでリハビリも今までにないくらいうまくいき、立位では一瞬ですが息子自身の腕の支えだけで立ってみせました。

本当にここまで進歩を見せてくれるようになるとは。泣

 

リハビリの先生が言っていましたが、小さい子は特に気圧の変化に弱いそうで、天気が崩れる前は筋緊張も入りやすいと。

昨日の東京の空は荒れ模様だったので、息子はやはりピーンとしてました。

息子は脳にダメージがあるのでなおさらなのかもしれません。

わたしも偏頭痛持ちで痛み止めが欠かせないので、よくわかります。

それにしても、息子が全身こわばって緊張して全然動けないと、先生が「今日は雨降りますね〜」と予言してくるので、お天気お兄さんと呼んでます。笑

 

それと、もう一つ。

これはわたしがずっと感じていることですが、息子の場合、座るときも立つときも、しっかりと腰に体重が乗ると落ち着きますし、体の緊張もいい具合に抜けて、その位置をしばらく維持できるようです。

腰のスイッチはきちんと作動しているようなので、他にもそういうスイッチを少しずつ探していけたらなと思います。

 

ちなみに、子どもだけの病院ではない総合病院ですので、息子のほかはおじいちゃんおばあちゃんばかりで、ちょっとしたアイドルになってました。笑

受傷から67日: 密かな願い

昨日は夫と一緒に動ける貴重な日曜日だったので、日中買い物やらいろいろな用事を片付けて回っていました。

家にまだカーテンもついていないんです。

帰国してからもう3週間経つのに。

家具家電も揃え中です。

そんなわけで、病院に着いたのは14時過ぎ。

普段よりかなり遅くなってしまったので、怒っているかなー、怒っているだろうなーと思いながら病室に向かったのですが。

当の本人は看護師さんたちに囲まれてご機嫌でした。笑

そういえば、怪我する前から女の人に構われると、うれしくてニコニコしていました。

男の子だもんね。

 

そして、今日はリハビリ頑張りました。

PTさんに支えてもらいながら立つ練習は、嫌いじゃないようです。

わたしが脇の下で体重を支えて、PTさんは膝上の筋肉を刺激しながら膝を支えるんですが、その状態から少しだけスクワットのような動きをさせて、弱ってしまった足の筋肉を使わせます。

そして、足の裏をしっかり床につけて、体重を乗せることで、立つ感覚を覚えさせます。

そのリハビリ中、今までで一番大きく目を見開いて、必死の形相でした。

新しい刺激が楽しいのか、何だか無我夢中といった感じ。

以前に比べたら、無表情の時間がだいぶ減って、たくさん表情が出てきた気がします。

泣いた顔、怒った顔、何かに興味がある顔、集中している顔…

 

でも、叶うことならば、息子の笑顔も見たいな、と思います。

赤ちゃんの笑顔はもれなく良いものですが、息子もそれはそれはかわいい顔で笑います。

本当に楽しそうに、目がなくなるくらいにクシャッと笑うんです。

 

受傷後、小さな体にたくさんの管がつながっていて、まだ生きるための戦いをしていた頃。

初めて小さな声で泣いたのを聞いたときは、初めて息子の感情が見えた気がして、本当にうれしくて、もうそれ以上は望んじゃいけないと思うほど幸せでした。

でも、やはりできることが増えると、その分期待も増えてしまうわけです。

 

そろそろ息子の笑う顔が見たいな。

いつか見られるといいな、と思います。