幹細胞治療#2: 前回の補足

本日、メキシコ5日目。

昨日全ての施術を終えて、今日はのんびりゆっくり休みました。

前回書ききれなかった部分について書こうと思います。

 

・麻酔薬について

麻酔は重篤な副作用も報告されていますし、気になる方も多いと思うので、薬品名をお知らせしておきます。

1回目、骨髄採取の時は…

Sevoflorane・セボフルラン(ガス)

2回目、幹細胞注入時は…

Propofol・プロポフォール(静脈注射)

上のガスと併用していました。

ちなみに、1回目の麻酔時に静脈注射のラインを取っているので(麻酔と生理食塩水の投与用)、注射で痛い思いはしません。

骨髄採取と注入時は、これに加えて局所麻酔としてXilocaneを使うそうです。

このキシロカインは息子のNgチューブ挿入時に毎回使っているものです。

 

・最初の3日間、薬に翻弄される

前回は骨髄を増やす薬剤を投与しても、特に具合が悪くなったりしなかったのですが、今回は時差ボケで寝不足なせいか、薬の副作用がもろに出ました。(前回はモンテレイ入りの時点で、時差ボケもないベストな状態)

初日の夜から寝て起きてを繰り返して、起きている時間帯は不満げな声をずっと上げている感じ。

具合が悪いというよりもイライラ興奮しているような印象でした。

3日間使用するのは、Filgrastim・フィルグラスチムという好血球(白血球の一種)を増やす薬剤。

※造血幹細胞の移植治療や白血病などの治療に使われています。

この注射かなり痛いようで、滅多に泣かない息子が顔をくしゃくしゃにして30秒ほど泣きます。

前回はおしりでしたが、今回は太ももに打っていました。(どちらでもいいんだそう)

聞いていた副作用は、熱、イライラ、嘔吐だったので、寝られなかったのはおそらくこれのせいだと思われます。

症状が出たときと夜寝る前に服用するため、Tempraというアセトアミノフェンを処方してもらっていましたが、飲んだ後は寝てくれても、少ししたら起きてくるの繰り返しでした💦

 

・施術後は薬を服用

施術から48時間後まで服用する薬にとして、Dramamine(吐き気、めまいの抑制)、Motrin(イブプロフェン系解熱鎮痛剤)、Nexium(薬による胃腸の荒れを防ぐ)を処方されます。

Motrinで十分でない時はアセトアミノフェン系鎮痛剤のTempraも服用可能。

腰椎穿刺による幹細胞の注入で、吐き気や熱、痛みといった症状が現れるようです。

確かに前回も今回も熱が出ていますし、気分も悪そう…

文句もすごいので、見ていてかわいそうです💧

吐き気が酷くて薬が飲めない時のために、座薬も一緒に出してくれます。

Dramamineは痙攣の副作用が出やすいようで、てんかんのある小児には特に使用を慎重にしなければいけないらしいですが、息子の場合は大丈夫と言われました。

てんかんについて問診で詳しく聞かれるのは、この薬の使用のためかなと思いました。

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↑ 後方左側がMotrin とDramamineのシロップ、右側がもしもの時の座薬、手前左がNexium、右が体温計

 

48時間は安静に、5日間は横になって過ごす

注入した幹細胞が重力に負けずに脳に到達できるように、できるだけ横になって過ごしてとアドバイスされます。

せっかくの治療効果をパーにしたくないので、移動も横抱き、ご飯を食べるのも角度浅め、起こせと文句を言われても決して起こさないようにとにかく必死。

で、前回も今回も思うことは、

「重力侮れない」

 

やはり、アグレッシブな治療なので、治療前後の副作用はあります。

感情が豊かに表現できるようになった今回の方が、つらいと訴えかけてくる感じがあって、かわいそうな気持ちになりました。

ただ、やっぱり即効性はすごい!

施術から1日しか経っていませんが、右手がふわーと柔らかく開いて、右腕右肩も明らかに痙縮が緩くなっています。

受傷後一度も見たことのない姿です。

この痙縮への効果は一番わかりやすいとドクターにも言われていたので、これのことか!と。

これからも、どんどん変化が見られるといいな。

 

 

※過去の記事を順次アップしています

幹細胞治療のはなし①

幹細胞治療のはなし②: 施術方法の選択

幹細胞治療のはなし③: メキシコを選んだ最大の理由

幹細胞治療のはなし④: 治療レポ Day1-3

幹細胞治療のはなし⑤: 治療レポ Day4-6

幹細胞治療のはなし⑥: 治療レポ おまけ

幹細胞治療のはなし番外編: 宿泊場所と生活環境

幹細胞治療のはなし番外編: モンテレイ観光

受傷から343: 幹細胞治療の効果

幹細胞治療のはなし: きょうだい児の臍帯血利用について考える

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