幹細胞治療のはなし: きょうだい児の臍帯血利用について考える

※以下、個人的に集めた情報ですので、間違いがある可能性があります。また、わかりやすさを重視し簡易的に表現しているところがあります。

 

以前お話ししたように、アメリカのDuke大学では、脳性まひ児向けの治験が行われています。

自己臍帯血による治療と、ドナー臍帯血による治療です。

ドナー臍帯血利用による治験は、今年の春あたりの情報ですでに定員いっぱいになったと聞いています(直接問い合わせていないので、お友達情報ですが)。

自己臍帯血による治験については、まだまだ数が集まっていないようで、受付続行中。

高知大学の治験を逃した方はチャレンジする価値はあるかもしれません。

※自己臍帯血の方は治験でなく、希望者は全員受け入れ可能なのかも?調べきれていません💦

 

で、治験とは別に、Duke大学ではきょうだい児の臍帯血を利用した治療を行なっているとお知り合いの方から教えていただきました。

幹細胞を抽出、培養して投与とかではなく、臍帯血そのものを静脈注射で移植するらしいのです。

それが脳性まひ児だけではなく、脳障害全般対象だとか。

Duke大学は脳性まひ児だけ対象にしているからと、早い段階で見切りをつけて見落としていました!

ただ、1万人待ちとかで、治療を受けるまでにかなり時間はかかりそうですが💦

そこで今後、息子に妹や弟ができたとして、その子の臍帯血を息子の治療に利用するか、ちょっと考えてみました。

 

臍帯血由来の幹細胞は、間葉系幹細胞と呼ばれる、特に神経細胞への分化に力を発揮する(と言われている)幹細胞が多く含まれています。

息子が受けた骨髄由来の幹細胞は、主に造血幹細胞で構成されています。

骨髄由来の幹細胞でも、中枢神経細胞に分化するという報告はされていますが、やはりメインは造血幹細胞がその役割を果たすと考えると、本当は臍帯血由来の幹細胞を使う方が、息子の脳の治療と考えると有効なはずです。

ただ、現在メキシコの治療で明確な結果が出ていることで、やはりBBB(血液脳関門)の中に投与することが、実はかなり重要なのではと考えています。

※BBB(血液脳関門)とは、脳と中枢神経を守る働きをする膜のようなもので、脳から脊椎全体を覆っている。幹細胞はBBBを通過できない。

 

その点、Duke大学は静脈注射です。

BBBを開く、ゆるめると言われている薬剤もあるのですが、それを使用するとは書かれていません。

静脈から投与する場合は、BBBを通過できる幹細胞が極端に少なくなるため、幹細胞を培養してあらかじめ増やしてから投与するというのが、パナマはじめ他の施設で行われていることです。

それに対してDuke大学では、HLA型が一致したきょうだい児の臍帯血を静脈から投与する方法。

もしかしたら、臍帯血そのものを移植するからこその強みみたいなもので、効果がグッと上がるのかもしれません。

実際に効果があると報告されているわけですし。

でも正直、もっともっとその臍帯血を有効に利用して治療できる方法があるんじゃないかと思ってしまうわけです。

しかも、その貴重なきょうだい児臍帯血由来の幹細胞を使った治療を行えるのが、生涯たった一度だけになってしまう。

もちろん素人考えなので、研究者の方には笑い飛ばされるかもしれません笑

 

また、知らなかったのですが、臍帯血は1ユニットしか採取できないんですね。

例え量が取れたとしても、衛生上の問題から1ユニットしか保存できないそうなのです。

2ユニット保存できて、きょうだいで分け合うならともかく、もしものことを考えて、次の子のために取っておくだろうなぁと思います。

今は、幹細胞は、脳だけでなく、体のあらゆる部位の治療に使えることがわかっていますから。

将来どの子にも万が一のことはあります。

それこそ、再生医療に飛躍的な進歩があって、絶対に使った方がいいなと思える時期が来たらまた考えます。

今は、息子の骨髄や脂肪からとれる幹細胞で治療していくことを選択します。

最近は歯髄も保存できますし!

 

そんなわけで、臍帯血は絶対に保存する!

でも、使用はしばらく考える。

 

そんな感じかなと思います。

いずれにしても、早く日本でも小児の幹細胞治療ができるようになってほしいものですね。

 

 

追加

上の書き方は、臍帯血治療に対して否定的に捉えられてしまうかなと思ったので、追記します。

今現在、再生医療の分野で圧倒的に多い症例数で結果を残しているのは、この臍帯血治療だと思われます。

Duke大学に限らなければ、同じ手法で世界中で治験を見つけることができます。

だから、効果があるのは理解しています。

実際の効果について教えてくれる、Facebookのお友達もいます。

わたし自身、息子に試してあげたい気持ちはものすごくあります。

臍帯血治療に希望を託すのは、全く間違っていません。

わたしがきょうだい児の臍帯血を使うことに躊躇する一番の理由は、その臍帯血をきょうだい自身が使わなければいけない状態になった時に何もできない、という状況になるのが辛いからです。

息子の時に、なぜ臍帯血を残しておかなかったんだろうと、散々後悔したので。

もう少し研究が進めば、培養技術か何かによって、この臍帯血由来の幹細胞を最も有効な方法で、かつ半永久的に使い続けられるようになるんじゃないかとか、そんな希望があるからです。

臍帯血治療について、わたしももっと勉強してみようと思います。

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