この3連休は土曜日にPT(理学療法)が一回入っただけで、後はお休み。
息子も転院したてで疲れていそうだったので、家族でのんびり過ごしました。
が、さすがに病院の中で何もしないのもつまらなくなってきたので、連休最終日の今日、怪我をしてから初めての外出してみました!
今までの移動は救急車やタクシーだけですし、病院の敷地内しかいなかったので、体力的なこととか、刺激が強すぎるんじゃないかとか心配しましたが、体調も良さそうだったので思い切って行ってみようと。
目的地は病院からバスと電車を乗り継いで1時間ほどのこちら。
都内からだと、新宿から小田急で50分ほどで到着します。
躾けられたセラピー犬が常駐していて、気軽に触れ合える施設です。
動物介在療法って知っていますか?
Animal assisted therapyといって、伴侶動物の力を借りて人の精神的あるいは肉体的な健康状態を向上させるために実施される補完医療の一種、だそうです。(参考: 動物介在教育・療法学会)
欧米では論文研究も進んでいる分野で、治療行為として認められている国もあり、身体的、社会的、情趣的、そして認知能力の改善が期待できるとのこと。
英語の論文にざっと目を通してみましたが、想像以上に奥深い分野で、有効な結果が出ていることに驚きました。
日本でも多くの医療従事者にその効果が注目されていますが、世間一般的には”病は気から”的なイメージから抜け出ていないような気がします。
日本ではアニマルセラピーという言い方をされていて、最近はわんちゃんたちがハンドラーの方と病院や介護施設に出向く活動をされている団体が多いとか。
以前、動物番組の制作を担当していたこともあるので、アニマルセラピーのことは知っていましたが、わたしが今回思い出したのは、息子がまだ意識が戻っていない頃に見つけたこの記事がきっかけでした。
※事故で脳損傷を負った少年とセラピー犬の話
試してみようと思ったのも、息子が受傷前はわんちゃんが大好きで、夫の実家のトイプードルを嫌がられるほど追いかけ回していたし、犬の鳴き声も怖がることなくケラケラと笑っていたからです。
今リハビリで使っているおもちゃの中には、鍵盤を叩くと動物の鳴き声がするものがあって、これは息子もお気に入り。
音を鳴らしたくて、手を伸ばそうと頑張るので、訓練にとても役立っています。
何か回復のためのいいきっかけになるんじゃないかと期待して、日本でも何かないか探して、実は別の団体に相談にも行ったのですが。
施設や個人への訪問が一般的で、病院に呼ぶのは時間と手間がかかるし、家に帰れるのは3ヶ月先だし、という訳で、もう少し気軽にセラピー犬に会える場所はないか探して見つけたのがここでした。
偶然にも病院からそう遠くない場所だったのもラッキー!

息子の反応はというと…
最初はびっくりしていたけれど怖がる様子もなく、触らせてあげるとその手触りを楽しんでいるようでした。
毛足の長い、すべすべで触り心地のいいわんちゃんが好きなようです。
そして発見だったのは、息子はむしろ触られても大人しく気遣いのできるセラピー犬よりも、小型犬のキャンキャン騒がしい子の方が反応がよかったこと!
ペキニーズのわんちゃんで、キャリアチェンジ犬(何かしらの要因でセラピー犬として向いていなかった場合、家庭犬として生きる道を与えられた犬)として譲渡候補に上がっている子だったんですが、躾はしっかりされていたものの、興奮しやすく、息子に飛びついて足や顔をペロペロ。
びっくりしていましたが、わかりやすく動いてくれたのが良かったのか、興味津々でわんちゃんの動向を観察していました。
近くに寄ってくると触りたいのか、手がムズムズ。
わんちゃんに触らせてもらうと、その新しい感覚にフリーズ笑。
全身でわんちゃんの存在を感じようと集中していたので、いい刺激になったようです。

病院に帰ると余程疲れたのか、秒殺で夢の中へ。
電車に乗るのも受傷後初めてでしたし、わたしたち親もかなり緊張しました。
疲れた〜!
でも、セラピー犬はどの子もかわいくていい子で、私たちも癒してもらったような気がします。
近い将来、息子の相棒になってくれるようなわんちゃんを我が家に迎え入れられるように、頑張ります。
まずは、環境づくりから。
広い家に引っ越さなくちゃ。
