受傷から64日: 左手で掴めた!

こんにちは。

息子の体調ですが、昨日は一日中、熱もあって、鼻水ズビズビ、痰もかなり喉に絡んでいて辛そうでした。

リハビリも身体を少し触ってもらうくらい。

ご飯もほとんど食べませんでした。

夫も全く同じ症状で風邪をひいていて、どちらがどちらに移したのかわかりません。笑

 

今朝になるとだいぶ鼻水も治って、酸素も安定して調子良さそうだったので、今日はリハビリ頑張りました。

午前中からOT(作業療法)、ST(言語聴覚療法)、PT(理学療法)と立て続け。

夕方には午前中にあまり時間が取れなかったからと、PTさんがもう一度来てくれて、2度目のリハビリ。

なかなか充実した1日でした。

 

そして、今日はOTでうれしい進歩がありました。

右側を下にして寝転び、左手を随意的に伸ばすリハビリをしていたのですが…

前から好きだったきれいな音がする鈴のおもちゃを目の前にして、左手をググッと伸ばして、そのおもちゃをしっかり掴んだんです。

簡単な動作のようで、人間って実に複雑な動作をしていて、この動作も、

・肩から腕を前に押し出す

・肘を伸ばす

・手のひらを広げる

・持ち手を握れるように指の位置を調節する

・握る

細かく分けるとこんな感じ。

息子はこの中で、腕を前に押し出すのと、肘を伸ばす、手のひらを広げるのが苦手です。

右手より左手の方が力も強いし、意識して動かせるけれど、力を入れると痙攣のような不随意的な動きが出て、とんでもない方向に腕が動いてしまい、目標まで到達できないのです。

よく腕を伸ばそうとして、手が顔にぶつかってます。

ICUで目を覚ました直後は、思うように動かせないフラストレーションからか、よく激昂モードに入っていました。

やりたいこことができないと、ものすごく機嫌が悪くなるのは、受傷前も今も一緒です。

そして、頑固で負けず嫌い。

リハビリにはすごくいい気がします。

 

元々、青いオーボールが好きで、近くに置くと手を引っ掛けるように動かすことはできました。

これが初めてできたのは帰国直前でしたが、自分の意思で手が動かせるんだと知って、わたしたちは大喜び!

機能的にも、ですが、そういう欲求があることがわかって、とてもうれしかったです。

昨日はそこからさらに進化して、OTさんが上腕を支えながらも、頑張って肘を伸ばし、手のひらをひろげ、おもちゃを掴むという一連の動作が出来ていました。

まぐれかと思ったら、2度3度繰り返しても、ちゃんとできるんです。

しかも一度掴んだら離そうとしない。

少し動かすだけで、きれいな鈴の音がするこのおもちゃが、よほど気に入ったみたいです。

まだ上腕は重力に負けてしまって持ち上げることが出来ないので、枕などで腕の高さを調整しながら、肘を伸ばす練習をしていきたいと思います。

 

そして、もう一つ。

今までほとんど表情を変えなかった”自分の両手を合わせる”という動作で、初めて反応を見せてくれました。

真ん中の感覚をつかむため寝転がった体勢で、両手を持ち上げてポジショニングするまでは介助が必要ですが、手が触れた瞬間、それぞれの手のひらをしっかりと広げて、反対の手を触るような仕草を見せたんです。

ものすごい難しそうな、不思議そうな顔をして。

まるでこの感覚は何なのか、考えているかのような。

じーっと、飽きずに自分の手をなでなでしていました。

 

しかし、この左手、左腕のビクつきはどうにもならないものなのか。

右脳も左脳に圧迫されたことでダメージを受けているので、脳からの指令がうまく左手に伝わらないんでしょう、と言われています。

制御の仕方が学べる種類の障害ならいいのですが…

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